連接つゞき)” の例文
往来の真中に堆高うづだかく掻集めた白い小山の連接つゞきを見ると、今に家々の軒丈よりも高く降り積つて、これが飯山名物の『雪山』とうたはれるかと、冬期の生活なりはひ苦痛くるしみを今更のやうに堪へがたく思出させる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)