“這越(はいこ)” の例文
仕丁 はあ、いえ、孕婦(はらみおんな)が鉄橋を這越(はいこ)すから見ますれば、丑(うし)の刻参(ときまいり)が谿河の一本橋は、気(け)もなく渡ると申すことで。石段は目につきます。裏づたいの山道(やまみち)を森へ通(かよ)ったに相違はござりますまい。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)