トップ
>
逆上気味
>
のぼせぎみ
ふりがな文庫
“
逆上気味
(
のぼせぎみ
)” の例文
旧字:
逆上氣味
逆上気味
(
のぼせぎみ
)
のお勢をなだめて訊いてみると、泥棒は
暁方
(
あけがた
)
入ったものらしく、お勝手口をコジ開けて、お勢の枕元から、
金唐革
(
きんからかわ
)
の小さい手箱を持出し、路地で打ち割って
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
伊沢と
膝
(
ひざ
)
を並べて坐りでもすると、何となしぽっとした
逆上気味
(
のぼせぎみ
)
になり、自分の気持を
婉曲
(
えんきょく
)
に表現することもできず、品よく
凭
(
もた
)
れかかる
術
(
すべ
)
も知らないだけに、一層
牴牾
(
もどか
)
しさを感ずるのだった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
男ばかりの電車は、少し
逆上気味
(
のぼせぎみ
)
で
獣
(
けもの
)
のやうに風を切つて飛んだが、
漸
(
やつ
)
と
大物
(
だいもつ
)
まで来て一人の女を乗せる事が出来た。女といふのは、四十
近
(
ちか
)
い、四角い顔をした、愛国婦人会の幹事でもしさうな女だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“逆上”で始まる語句
逆上
逆上性
逆上返
逆上方
逆上目
逆上薬
逆上引下
逆上氣味