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追尾
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ついび
ふりがな文庫
“
追尾
(
ついび
)” の例文
この時宗右衛門は安を
見初
(
みそ
)
めて、芝居がはねてから
追尾
(
ついび
)
して行って、紺屋町の日野屋に入るのを見極めた。同窓の山内栄次郎の家である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
わざと五条橋を避け、主従とも、七条河原へまぎれたのは、相手の
追尾
(
ついび
)
よりも、帰る先と、身分を知られることの方が、より
恐
(
こわ
)
かったからにちがいない。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし敵もふかく企んだ計略、なんで帝の輦輿におめおめわれらの
追尾
(
ついび
)
をゆるそうか。こちらが行き着くまでには、杉坂、三日月村もこえて佐用ノ宿から
因幡
(
いなば
)
へ出るか、津山を
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“追尾”の意味
《名詞》
追尾(ついび)
何かの後をつけて行くこと。
(出典:Wiktionary)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“追”で始まる語句
追
追従
追々
追剥
追分
追掛
追手
追憶
追付
追駈