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輦下
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れんか
ふりがな文庫
“
輦下
(
れんか
)” の例文
こう穏やかでない時勢であるから
輦下
(
れんか
)
の
騒擾
(
そうじょう
)
をしずめ
叡慮
(
えいりょ
)
を安んじ奉らんがためであることはいずれも承知するところであろう。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「たとえ
飽浦
(
あくら
)
の佐々木党が、どう討って出て来ようと、まず先帝を、われらの陣に迎え取れば、即座に、山陽山陰のお味方が、
風
(
ふう
)
をのぞんで
輦下
(
れんか
)
へ
馳
(
は
)
せさんじるに相違ない」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
董卓は自分を
相国
(
しょうこく
)
に封じ、
楊彪
(
ようひょう
)
を司徒とし、
黄琬
(
こうえん
)
を太尉に、
荀爽
(
じゅんそう
)
を司空に、
韓馥
(
かんふく
)
を
冀州
(
きしゅう
)
の牧に、
張資
(
ちょうし
)
を南陽の太守に——といったように、地方官の任命も
輦下
(
れんか
)
の朝臣の登用も
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薩藩と共に
輦下
(
れんか
)
警衛の任に当たることにかけては、京都の屋敷にある
世子
(
せいし
)
定広がすでにその朝命を拝していた。薩長二藩のこれらの一大飛躍は他藩の注意をひかずには置かない。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
輦
漢検1級
部首:⾞
15画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“輦”で始まる語句
輦
輦轂
輦輿
輦車
輦小舎
輦台
輦宿
輦溜
輦籠
輦路