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輜重車
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しちょうしゃ
ふりがな文庫
“
輜重車
(
しちょうしゃ
)” の例文
水は
鉢
(
はち
)
にたまったように平原の
窪地
(
くぼち
)
にここかしこたまっていた。ある所では
輜重車
(
しちょうしゃ
)
は車軸まで泥水につかった。馬の腹帯は泥水をしたたらしていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
貨物列車——トラック——
輜重車
(
しちょうしゃ
)
——食糧配給車という順序にリレーされながら一直線にヴェルダンの後方十
基米
(
キロ
)
の処に在る白樺の林の中に到着した。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「こう毎日毎日、単調な原ッぱを、女気なしに汗臭い
輜重車
(
しちょうしゃ
)
を引きずり廻して暮すんじゃ、面白うないわい」
シベリヤに近く
(新字新仮名)
/
里村欣三
(著)
輸送力の欠乏から
屍体
(
したい
)
はすべて
曠野
(
こうや
)
に遺棄するほかはなかったのである。この夜、陣中視察のとき、李陵はたまたまある
輜重車
(
しちょうしゃ
)
中に男の服を
纏
(
まと
)
うた女を発見した。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
今度発明のものは、それを糧運専用の
輜重車
(
しちょうしゃ
)
に改造されたものといえる。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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輜重車
(
しちょうしゃ
)
、弾薬車、
行李車
(
こうりしゃ
)
、負傷兵をいっぱい積んだ車などは、フランス軍がそこに足場を得て森に近よって来るのを見て、先を争って森に逃げ込んだ。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
輜
漢検1級
部首:⾞
15画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“輜重”で始まる語句
輜重
輜重兵
輜重隊
輜重輸卒
輜重機
輜重部
輜重馬
輜重駄馬