“しちょうしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
輜重車100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輸送力の欠乏から屍体したいはすべて曠野こうやに遺棄するほかはなかったのである。この夜、陣中視察のとき、李陵はたまたまある輜重車しちょうしゃ中に男の服をまとうた女を発見した。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
今度発明のものは、それを糧運専用の輜重車しちょうしゃに改造されたものといえる。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
輜重車しちょうしゃ、弾薬車、行李車こうりしゃ、負傷兵をいっぱい積んだ車などは、フランス軍がそこに足場を得て森に近よって来るのを見て、先を争って森に逃げ込んだ。