“輜重車”の読み方と例文
読み方割合
しちょうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水ははちにたまったように平原の窪地くぼちにここかしこたまっていた。ある所では輜重車しちょうしゃは車軸まで泥水につかった。馬の腹帯は泥水をしたたらしていた。
貨物列車——トラック——輜重車しちょうしゃ——食糧配給車という順序にリレーされながら一直線にヴェルダンの後方十基米キロの処に在る白樺の林の中に到着した。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「こう毎日毎日、単調な原ッぱを、女気なしに汗臭い輜重車しちょうしゃを引きずり廻して暮すんじゃ、面白うないわい」
シベリヤに近く (新字新仮名) / 里村欣三(著)