かく)” の例文
彼慨然として答えて曰く、「時宗、秀吉はまことに及びやすからず、しかれども義律エリオット伯麦ブレマ馬里遜モリソン陋夷ろういの小才のみ、何ぞともかくするに足らんや」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「辻浄瑠璃」巧緻を極めたりしも遂に「風流仏」にかくす可き様もなし。
然れども元よりこの種の理想に於て優劣をかくするの愚を、われ学ぶ者ならず、若しれ明治の想実両大家が遊廓内の理想上の豪傑を画くに汲々きふ/\し、我が文学をして再び元禄の昔に返らしむる事あらば