軽微けいび)” の例文
旧字:輕微
けだし負傷は軽微けいびにして天稟てんぴんの美貌をほとんど損ずることなかりき。その人に面接するをいといたるは彼女が潔癖けっぺきの致すところにして、取るにも足らぬ傷痕を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
軽微けいび腫物はれものをわずろうたに過ぎませぬ。お案じ下されますな、この通りに、ただ今では頑健でござりまする。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)