“軒庇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のきひさし33.3%
のきびさ33.3%
のきびさし33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪のかゝらない軒庇のきひさしから負傷者が乗りこむのを見ていた看護長は、
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
途中自動車の中から、昔のままの軒庇のきびさしを出した家並みの通りの中に、何年にも同じ古びさに見える自分らの生れた家がちらと眺められて、自分は気づかないような風をしていたがちょっと悲しい気持を誘われたりした。
父の葬式 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
さすが信州第一の仏教の地、古代を眼前めのまへに見るやうな小都会、奇異な北国風の屋造やづくり、板葺の屋根、または冬期の雪除ゆきよけとして使用する特別の軒庇のきびさしから、ところ/″\に高くあらはれた寺院と樹木の梢まで——すべて旧めかしい町の光景ありさまが香のけぶりの中に包まれて見える。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)