軒並のきなら)” の例文
旧字:軒竝
今一つは軒並のきならびに男女の二児が生まれて、男は貧しく女は富み栄える運をもたせたと、言ったような話になっているほかに、その連れ立って行こうという神の名が
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かゝぬし神棚かみだなへさゝげていてもいとて軒並のきならびのうらやみぐさになりぬ。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)