“躾方”の読み方と例文
読み方割合
しつけかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに彼女は、自分がそう云う躾方しつけかたをされたことがないので、伯母の折檻が始まると、おびえたような眼つきをして伯母の顔を盗みるのであった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
知ッてますよ、手習師匠兼業のやっこなんで、媽々かかあが西洋の音楽とやらを教えて、そのばばあがまた、小笠原礼法躾方しつけかた活花いけばな、茶の湯をあきなう、何でもごたごた娘子むすめッこすきな者を商法にするッていいます。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またその躾方しつけかたは温和と活溌かっぱつとを旨とし、大抵たいていの処までは子供の自由に任せる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)