“身熱”の読み方と例文
読み方割合
しんねつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤も身熱しんねつ烈しく候へば、ほとんど正気無之これなていに相見え、いたいけなる手にて繰返し、繰返し、くうに十字を描き候うては、しきりにはるれやと申す語を、うつつの如く口走り、其都度つど嬉しげに、微笑ほほゑみ居り候。
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)