“身浄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みぎよ60.0%
みきよ20.0%
みぎよめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早朝から正成は身浄みぎよめして自室にこもっていたが、やがて五位ごいじょうの衣冠をただし、供にも南江正忠、矢尾ノ常正など、いつにない列伍をただして出て行った。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
獄のあか、爪、理髪、おひげまで、すべて身浄みきよめや衣服のかえはここで行われた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李逵りきはセセラ笑った。が、なお白ばッくれて、更衣亭でかたのごとき身浄みぎよめをした後、二人のあとにいて廊を進んで行くと、彼方からまたも一人の童子が見え、一清と話していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)