“みぎよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
身浄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早朝から正成は身浄みぎよめして自室にこもっていたが、やがて五位ごいじょうの衣冠をただし、供にも南江正忠、矢尾ノ常正など、いつにない列伍をただして出て行った。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは幼い三郎丸や観世丸にもうつって、しきりに子供らをはしゃぎ廻らせる。——正成はそれを見て笑いながら、いま、湯殿から身浄みぎよめをすまして一室へ入って行った。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「殿、殿。……はや夜も白みそめて見えまする。うお身浄みぎよめのうえ、おしたくを」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)