“跳下”の読み方と例文
読み方割合
とびお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを見ると、馬車曳の定老爺おやぢが馬を止めて、『どうしただ?』と聲をかけた。私共は皆馬車から跳下とびおりた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
かどのとまりに、ちょんと乗って、むぐむぐ柿を頬張っていた、あの、おおきな猿が、土間へ跳下とびおりて、貴下あんたと一所に、頭を土へ附けたのには、つい、おろおろと涙が出たえ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)