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跡型
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あとかた
ふりがな文庫
“
跡型
(
あとかた
)” の例文
つい五六時間前に、少年嬢次と話をした時まで、
樅
(
もみ
)
の板壁に松天井、古机に破れ椅子というみすぼらしい書斎の面影は
跡型
(
あとかた
)
もなくなっている。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
常識とか理智とかいうものは
跡型
(
あとかた
)
もなくノック・アウトされた
空
(
から
)
っぽ同然のあたまを肩の上に乗せて、ふらふらと往来にさまよい出たに過ぎなかった。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
今、御辺の御人相を見るに、只今の御話と相違せる事、雲泥も
啻
(
たゞ
)
ならず。思ふ事、云はで止みなむも腹ふくるゝ道理。
的中
(
あた
)
らずば許し給へかし。御辺は廻国の六十六部とは
跡型
(
あとかた
)
も無き偽り。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
型
常用漢字
小5
部首:⼟
9画
“跡”で始まる語句
跡
跡方
跡形
跡目
跡取
跡絶
跡部
跡切
跡戻
跡押