足頭あしくび)” の例文
○シブガラミはあみはじめの方をきびすへあて、左右のわらを足頭あしくびへからみて作るなり。里俗わらくづのやはらかなるをシビといふ。
母親は、「ナゼ基督教キリストきょうなどにしたものか。」と後悔した。計算翁は其様ことに頓着なく、両手をしかと十字架に打ち止めてしまった。——かくて両足も足頭あしくびのあたりから、がんがんと打ち貫いた。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
○シブガラミはあみはじめの方をきびすへあて、左右のわらを足頭あしくびへからみて作るなり。里俗わらくづのやはらかなるをシビといふ。