トップ
>
賊魁
>
ぞっかい
ふりがな文庫
“
賊魁
(
ぞっかい
)” の例文
何よりの証拠は、その
賊魁
(
ぞっかい
)
の男を見たとたんの貴さまの顔にも現われていた。——それ者どもこの両名を、用意の
檻車
(
かんしゃ
)
へすぐ
打
(
ぶ
)
ち込め
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう二十二歳前後には近郷の沢蔵坊という
賊魁
(
ぞっかい
)
を討ったり、
佐用
(
さよう
)
郡の真島一族を討伐したり、ともあれ姫山の総領が、家の子をひきいて出かければ
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山上から打って出て来た
賊魁
(
ぞっかい
)
の打虎将李忠が
跨
(
また
)
がっているその馬を一見するなり彼はかっと
鎧
(
あぶみ
)
を蹴ッて進み。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と叫びながら、林の小道で、
黄信
(
こうしん
)
も馬の背から振り飛ばされていた。逃げる
三彩
(
みいろ
)
の
賊魁
(
ぞっかい
)
を追ッかけたのが
因
(
もと
)
だった。“引伏セ”という
茨
(
いばら
)
や
張縄
(
はりなわ
)
の
陥
(
おと
)
し穴に落ちたのである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
賊魁
(
ぞっかい
)
ッ」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“賊魁”の意味
《名詞》
賊徒の頭。
(出典:Wiktionary)
賊
常用漢字
中学
部首:⾙
13画
魁
漢検準1級
部首:⿁
14画
“賊”で始まる語句
賊
賊寨
賊徒
賊名
賊子
賊船
賊殿
賊等
賊巣
賊飯