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貢物
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こうもつ
ふりがな文庫
“
貢物
(
こうもつ
)” の例文
ひどい
旱魃
(
かんばつ
)
がつづいて、諸国
窮民
(
きゅうみん
)
にみち、道にあわれな
屍臭
(
ししゅう
)
が漂い、都下の穀物は
暴騰
(
ぼうとう
)
し、
巷
(
ちまた
)
の顔は干からび、御所の穀倉すら
貢物
(
こうもつ
)
なく
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中軍、左軍右軍は彼の四輪車を守りかため、前後には
紅旗幡銀
(
こうきばんぎん
)
をつらね、
貢物
(
こうもつ
)
の貨車隊、騎馬隊、白象隊、また歩兵数十団など征下してくる時にもまさる偉観だった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
西羗
(
せいきょう
)
王国と魏とは、曹操の世代から交易もしていたし、彼より
貢物
(
こうもつ
)
の礼をとっていた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
従来の
貢物
(
こうもつ
)
は、それぞれの庄家をへて、
世良田
(
せらた
)
の“みつぎ倉”へ運びこまれ、やがて牛馬車の列になって鎌倉ノ府へ輸送されていたのであったが、こんどはちがう。鎌倉幕府直々の徴命であるという。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“貢物”の意味
《名詞》
貢ぎ物。
(出典:Wiktionary)
貢
常用漢字
中学
部首:⾙
10画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“貢”で始まる語句
貢
貢献
貢税
貢士
貢進
貢馬
貢租
貢進生
貢上
貢拳