象篏ぞうがん)” の例文
琉球りゅうきゅう朱で赤く塗ってあって、銘には、「杜鵑管」と、金の針金を象篏ぞうがんしたように、細く小さく記してあった。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、目貫めぬき象篏ぞうがんが、黄金無垢きんむくでできていたのでもあろう。陽をはねてキラキラと輝いた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)