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譬話
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たとえばなし
ふりがな文庫
“
譬話
(
たとえばなし
)” の例文
種播
(
たねま
)
きの
譬話
(
たとえばなし
)
をせられた後にはゲラセネに退かれ(四の三五)、十二弟子が地方伝道から帰った時にはベッサイダに退かれ(六の四五)
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
その日であったか、また、別な日であったか、周さんは更にこんな即興の
譬話
(
たとえばなし
)
でもって私を啓発してくれた事があった。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
いい換えれば、客間は台所や仕事場からそんなに遠ざかっているのである。食事さえも普通は食事の
譬話
(
たとえばなし
)
にすぎない。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
「文学者とはどういう者であるか?
譬話
(
たとえばなし
)
かなんかで、暗示的におっしゃって戴けませんか?」
メフィスト
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
一場の
譬話
(
たとえばなし
)
に過ぎないけれど、その
曳
(
ひ
)
く影は意外に深い。
翻訳遅疑の説
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
▼ もっと見る
「これはわが体、これはわが血」とおっしゃれば、わかる者にはわかる。実に美しい
譬話
(
たとえばなし
)
と言おうか、実物をもって描いた絵であります。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
わたしはそれを眺めやるごとに「
雲雀
(
ひばり
)
と刈り入れびと」の寓話や「種蒔く人」の
譬話
(
たとえばなし
)
、そのほかを思い出した。しかし今はかれらはすべて去ってしまった。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
「一厘も残りなく償わずば、という言葉もあるし、
或者
(
あるもの
)
には五タラント、或者には二タラント、或者には一タラントなんて、ひどくややこしい
譬話
(
たとえばなし
)
もあるし、キリストも勘定はなかなかこまかいんだ」
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
貴君にはイエスの
譬話
(
たとえばなし
)
は通じない。イエスはここで主戦論を唱えられたのではない。家庭の分裂を預言せられたのだ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
譬話
(
たとえばなし
)
によればわれわれはずっと昔に人間に変わったはずだのに。小びとのようにわれわれは鶴と戦う。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
イエスの教訓は多く
譬話
(
たとえばなし
)
の形で語られ、これらの譬話は自然界の事物の引用に満ちている。空を飛ぶ一羽の鳥、野に咲く一茎の花も、彼の高き教訓の材料となっている。
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
譬
漢検1級
部首:⾔
20画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“譬”で始まる語句
譬
譬喩
譬喩的
譬喩歌
譬噺
譬喩品
譬諭
譬喩経
譬喩談
譬諭経