“譚歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
バラッド66.7%
たんか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、思うと、その白いろうのような繊手は、直ぐ霊活な蜘蛛くもか何かのように、鍵盤けんばんの上を、け廻り始めた。曲は、露西亜の国民音楽家の一人として名高いボロディンの譚歌バラッドだった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
曲は、露西亜ロシアの国民音楽家の一人として名高いボロディンの譚歌バラッドだつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「フランソワ・ヴィヨンによる三つの譚歌たんか」は晩年の作で同じく光沢を消した地味じみなものだ。パンゼラの歌ったのがある(ビクターJF六七)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
「円舞曲えいハ短調」の幽婉ゆうえんさ、二十四曲の練習曲、四曲のスケルツォ、三曲のソナタ、四つの譚歌たんかあわれ深き夜曲の数々、二十四の前奏曲、十数曲のポロネーズ、おびただしきマズルカ
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)