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親佐
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おやさ
ふりがな文庫
“
親佐
(
おやさ
)” の例文
若さから置いて行かれる……そうしたさびしみが
嫉妬
(
しっと
)
にかわってひしひしと葉子を襲って来た。葉子はふと母の
親佐
(
おやさ
)
を思った。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
わたしは
亡
(
な
)
くなった
親佐
(
おやさ
)
さんのお考えはこうもあろうかと思った所を申したまでですから、それを葉子さんが悪いとおっしゃるなら、その上とやかく言いともないのですが
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
葉子の母の
親佐
(
おやさ
)
が何かの用でその
良人
(
おっと
)
の書斎に行こうと
階子段
(
はしごだん
)
をのぼりかけると、上から小間使いがまっしぐらに駆けおりて来て、危うく親佐にぶっ突かろうとしてそのそばをすりぬけながら
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
新聞社の社長と
親佐
(
おやさ
)
と葉子との間に起こった事として不倫な
捏造
(
ねつぞう
)
記事(葉子はその記事のうち、母に関してはどのへんまでが
捏造
(
ねつぞう
)
であるか知らなかった。少なくとも葉子に関しては
捏造
(
ねつぞう
)
だった)
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
葉子の父は日本橋ではひとかどの
門戸
(
もんこ
)
を張った医師で、収入も相当にはあったけれども、理財の道に全く暗いのと、妻の
親佐
(
おやさ
)
が婦人同盟の事業にばかり奔走していて、その並み並みならぬ才能を
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
佐
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“親”で始まる語句
親
親戚
親父
親爺
親仁
親子
親切
親方
親類
親身