見測みはか)” の例文
洗い清めた白米を或る時間水に浸し、それが柔かくなったのを見測みはからって小さな臼に入れて、手杵てぎねすなわちたての杵でき砕くのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「すると、三圍みめぐり前にお船のとまつて居る事を知つた者が楊弓を用意して、丁度月の出前の暗い時刻を見測みはからつて射たと見るのが順當で御座います」
兎に角、菊之助が留守になつて、お粂が稽古事から歸つて來る頃を見測みはからつては、此の二階の下へやつて來ましたよ。