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要之
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えうするに
ふりがな文庫
“
要之
(
えうするに
)” の例文
彼等はただ被告と裁判長との応答をきき乍ら、そのこんぐらかつた話のゆきさつに興味をよせ、
要之
(
えうするに
)
犯罪や裁判など云ふものは馬鹿馬鹿しいものであると考へたにすぎなかつた。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
けれども、その「生活の改造」とは、
要之
(
えうするに
)
女房を持つといふ事に過ぎないのである。
貝殻追放:015 「末枯」の作者
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
少し舌が長
過
(
すぎ
)
るのか、醉つて居る爲めにもつれるのか、ぢいさんのいふ事は聞取りにくかつたが、
要之
(
えうするに
)
その醉月といふ宿屋は、きれいで靜で安くて、
食物
(
たべもの
)
は上等で、おかみさんも女中も親切で
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
「そんなことはどうでもいい。
要之
(
えうするに
)
切手ははげて居たと云ふのだな」
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
額に汗を流し流し、聲をふりしぼつてゐた
彼
(
か
)
の一派は、屡々面白いものを見せてくれた。
要之
(
えうするに
)
それは「外形」の美醜によつてわかつべき優劣ではなくて、精神的の美醜によつて定まる優劣である。
貝殻追放:012 向不見の強味
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
“要”で始まる語句
要
要塞
要領
要求
要慎
要諦
要用
要訣
要人
要心