トップ
>
襄江
>
じょうこう
ふりがな文庫
“
襄江
(
じょうこう
)” の例文
「
白河
(
はくが
)
の流れ、
襄江
(
じょうこう
)
の激水、いずれも雨がふると、谷々から落ちてくる水を加えて、もっと
水嵩
(
みずかさ
)
を増してまいります」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「夜、
襄江
(
じょうこう
)
で網をかけておりましたところ、一道の光とともに、河底からこんなものが揚がりましたので」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この日関平が上流の一川の
堰
(
せき
)
を切ったため、白河と
襄江
(
じょうこう
)
のふたつが一時に岸へ
搏
(
う
)
ってきたのだった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
襄江
(
じょうこう
)
の水は、一夜ごとに、驚くばかり
漲
(
みなぎ
)
りだしてくる。白河の濁流もあふれて諸川みな一つとなり、やがては満々と四方の陸を沈めて、見るかぎり果てなき泥海となって来た。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
同じ頃、久しく籠城中の
樊城
(
はんじょう
)
の兵が、門を開いて突出してきた。これは死にもの狂いの兵なので、包囲は苦もなく突破され、そこにあった関羽軍は、
襄江
(
じょうこう
)
の岸へとなだれを打って追われた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
襄
漢検1級
部首:⾐
17画
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
“襄”で始まる語句
襄陽
襄
襄城
襄王
襄邑
襄上
襄公
襄子
襄野
襄治