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褫
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と
ふりがな文庫
“
褫
(
と
)” の例文
天狗
(
てんぐ
)
の
俎
(
まないた
)
といひますやうな
大木
(
たいぼく
)
の
切
(
き
)
つたのが
据置
(
すゑお
)
いてあるんです。
其
(
そ
)
の
上
(
うへ
)
へ、
私
(
わたし
)
は
内外
(
うちと
)
の
衣
(
きぬ
)
を
褫
(
と
)
られて、そして
寢
(
ね
)
かされました。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
頭脳
(
あたま
)
が三方四方へ
褫
(
と
)
られているようで、この一月ばかりの新吉の胸の悩ましさというものは、口にも
辞
(
ことば
)
にも出せぬほどであった。その苦しい思いが、何でお作に解ろう。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「これですか」木村はやっぱりその方に気を
褫
(
と
)
られていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
褫
漢検1級
部首:⾐
15画
“褫”を含む語句
褫奪
紫衣褫奪