“裸姿”の読み方と例文
読み方割合
はだかすがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は自己の宣告を受けるため、二十一度のしもに、襯衣シャツ一枚の裸姿はだかすがたとなって、申渡もうしわたしの終るのを待った。そうして銃殺に処すの一句を突然として鼓膜こまくに受けた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして彼等の裸姿はだかすがたへ、じっと鋭い眼を注いだ。のちにある亜米利加アメリカ人が、この有名な将軍の眼には、Monomania じみた所があると、無遠慮な批評を下した事がある。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こごえた木立の梢が裸姿はだかすがたで痛々しい。
(新字新仮名) / 小川未明(著)