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袖裏
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そでうら
ふりがな文庫
“
袖裏
(
そでうら
)” の例文
その月光をジッと
透
(
す
)
かして息を休めていたお蝶は、まだ源六が死に切っていないのを見て、ふたたび懐剣を
袖裏
(
そでうら
)
に持ち直しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここらは
甲斐絹裏
(
かいきうら
)
を正札附、ずらりと並べて、正面左右の棚には
袖裏
(
そでうら
)
の
細
(
ほっそ
)
り赤く見えるのから、
浅葱
(
あさぎ
)
の
附紐
(
つけひも
)
の着いたのまで、ぎっしりと積上げて、小さな
円髷
(
まげ
)
に結った、顔の四角な、肩の
肥
(
ふと
)
った
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見とがめられる
惧
(
おそ
)
れがあるので、
逢引
(
あいびき
)
の男女が、たたずむように見せかけて、やり過ごそうとしたのですが、とたんに、抱きよせた娘の
袖裏
(
そでうら
)
から、月形の短刀がのびるよと見るまに
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“袖”で始まる語句
袖
袖口
袖垣
袖無
袖乞
袖畳
袖屏風
袖摺
袖褄
袖手