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そでうら
ふりがな文庫
“そでうら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
袖裏
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袖裏
(逆引き)
その月光をジッと
透
(
す
)
かして息を休めていたお蝶は、まだ源六が死に切っていないのを見て、ふたたび懐剣を
袖裏
(
そでうら
)
に持ち直しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここらは
甲斐絹裏
(
かいきうら
)
を正札附、ずらりと並べて、正面左右の棚には
袖裏
(
そでうら
)
の
細
(
ほっそ
)
り赤く見えるのから、
浅葱
(
あさぎ
)
の
附紐
(
つけひも
)
の着いたのまで、ぎっしりと積上げて、小さな
円髷
(
まげ
)
に結った、顔の四角な、肩の
肥
(
ふと
)
った
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見とがめられる
惧
(
おそ
)
れがあるので、
逢引
(
あいびき
)
の男女が、たたずむように見せかけて、やり過ごそうとしたのですが、とたんに、抱きよせた娘の
袖裏
(
そでうら
)
から、月形の短刀がのびるよと見るまに
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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