どてら)” の例文
船首へさき船尾ともとに船夫かこがいた。纐纈布のどてらを着た、若いたくましい船夫であったが、去年の初秋甚太郎を、纐纈城へさらって行った、その船夫の中の二人であった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「船頭どもだ。三人のな。赤いどてらを着た船頭どもだ」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)