“袍衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうい50.0%
うわぎ25.0%
ひたたれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の着物は、昨日ローマ教の敵を焼いたときに、人民の前で着ていたような、きらびやかな大僧正の袍衣ほういではなく、古い粗末な法衣であった。
店の看板女房は、厚化粧して、緑紗りょくしゃ袍衣うわぎに、真紅しんくはかまを着け、ブ毛の光る腕首には、黄金の腕輪をめたりなどしているジプシーのような女だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、まず張遼の手から路銀を贈らせ、なお後の一将を顧みて、持たせてきた一領の錦の袍衣ひたたれを取寄せ、それを関羽に餞別はなむけせん——とこういった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)