表町おもてちょう)” の例文
表町おもてちょうで小さいいえを借りて、酒に醤油しょうゆまきに炭、塩などの新店を出した時も、飯ひまが惜しいくらい、クルクルと働き詰めでいた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その前は表町おもてちょうの酒屋、和泉屋徳次郎いずみやとくじろう、これも、型の通り、ところで、一番最初に入られたのは、中の郷で、裕福に暮している石上左伝次いしがみさでんじという浪人者