みち)” の例文
夏場の市はからきし不景気で、ななツ半時分だと露天みせ日覆ひおいの影もそう長くは延びていない頃だのに、みちは人影もまばらで、熱い陽あしがはすかいに背中をあぶるばかりだった。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)
景行天皇のみことのりにも、山に邪神あり、郊に姦鬼あり、みちを遮り、径に塞がりて、多く人を苦しましむとも、またそれを具体的に述べて、東夷のうち蝦夷もっとも強く、党類をあつめて辺界を犯し
人身御供と人柱 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
邁往まいおうみちから畏敬の道へ呼び戻す。
名誉のみちいている。