“街子”の読み方と例文
読み方割合
まちこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街子まちこの父親は、貧しい町絵師でありました。五月幟ごがつのぼりの下絵や、稲荷いなり様の行燈あんどんや、ビラ絵をいて、生活をしているのでありました。しかし、街子はたいそう幸福でした。
最初の悲哀 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
毎年のならいで、ことしも稲荷いなり様の境内から町内の掛行燈かけあんどんの絵は、みんな街子まちこの父親がいたのです。
最初の悲哀 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)