“血泥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちどろ80.0%
ちみどろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それ、好きな念仏でもざけ」と、杖や足蹴あしげもてあそんで、彼のからだを血泥ちどろにまろばせてほうり出した。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
通されて平伏した二人は血泥ちどろもそのままな戦場の身なりである。尊氏は後ろの頼春へむかって
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抱きついて首を掻いた大出刃、血泥ちみどろまみれた衣裳、竹の先に懸っていた笊目籠などは、纏めて馬場わきの溝へ押し込んであった。