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蠧魚
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しみ
ふりがな文庫
“
蠧魚
(
しみ
)” の例文
するといくらか気が静まって来て、小粒に光りながら
緩
(
ゆる
)
んだ綴目の穴から出て本の背の角を
匍
(
は
)
ってさまよう
蠧魚
(
しみ
)
の
行衛
(
ゆくえ
)
に瞳を
捉
(
とら
)
えられ思わずそこへ
蹲
(
うずく
)
まった。
宝永噴火
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
通常、必然と呼ばれる、運命と見えるものによってかれらは、古い書物にあるとおり、
蠧魚
(
しみ
)
喰い
銹
(
さ
)
びくさり
盗人
(
ぬすびと
)
うがちてもち去る財宝をたくわえることに従事しているのである。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
蠧魚
(
しみ
)
に食われ、塵埃に
掩
(
おお
)
われて
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
『
刹那
(
せつな
)
』の
蠧魚
(
しみ
)
を。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
蠧
漢検1級
部首:⾍
22画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“蠧”で始まる語句
蠧
蠧毒
蠧蝕
蠧冊
蠧害
蠧書
蠧賊
蠧紙堆裏