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螺声
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らせい
ふりがな文庫
“
螺声
(
らせい
)” の例文
その時、
江
(
こう
)
の畔のほうで、遠く出陣の金鼓や
螺声
(
らせい
)
が鳴りとどろいていた。孔明は、黙然とさしうつ向いてしまった兄の心を察して
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
合図の
狼煙
(
のろし
)
はその前にここから揚がっていたものとみえ、
喨々
(
りょうりょう
)
たる
螺声
(
らせい
)
、金鼓の音は、すでに孔明の三軍が近づきつつあることを告げ、それを知るや
禿龍洞
(
とくりょうどう
)
の大兵も、先を争って
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
で、耳のある将は、
螺声
(
らせい
)
を聞いて、その兵の
怯勇
(
きょうゆう
)
を知るといわれている。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“螺”で始まる語句
螺旋
螺鈿
螺旋形
螺
螺手
螺旋状
螺線
螺釘
螺髪
螺蛤