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蚊帳
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かちょう
ふりがな文庫
“
蚊帳
(
かちょう
)” の例文
然
(
しか
)
るにその年の夏のはじめ、一匹の
蛙
(
かわず
)
が
椽
(
えん
)
から座敷へ這上って、右お部屋様の寝間の
蚊帳
(
かちょう
)
の上にヒラリと飛び上ったので、取あえず
侍女
(
こしもと
)
共を呼んでその蛙を取捨てさせた所が
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……
主君
(
との
)
の御気象が、大公儀へは余程、大袈裟に聞こえていると見えてのう。この程、大阪乞食の
傀儡師
(
くぐつまわし
)
や江戸のヨカヨカ飴屋、越後
方言
(
より
)
の
蚊帳
(
かちょう
)
売りなぞに
変化
(
へんげ
)
して、大公儀の隠密が入込みおる。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
つり初に寝て見る昼の
蚊帳
(
かちょう
)
かな 惟斗
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
そのあたり片づけて吊る
蚊帳
(
かちょう
)
哉
(
かな
)
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“蚊帳”の意味
《名詞》
蚊帳(ブンチョウ、かチョウ(湯桶読み)、かや(熟字訓))
かやの漢語表現ないしそれに当てた漢字表記。
(出典:Wiktionary)
“蚊帳”の解説
蚊帳(かや、かちょう、ぶんちょう、蚊屋)は、蚊などの害虫から人などを守るための網。
(出典:Wikipedia)
蚊
常用漢字
中学
部首:⾍
10画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“蚊帳”で始まる語句
蚊帳釣草
蚊帳坐禅
蚊帳美人
蚊帳売
蚊帳外
蚊帳幌
蚊帳草
蚊帳越