“蚊帳外”の読み方と例文
読み方割合
かやそと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼をさますと、真裸まっぱだかで寝て居る。外では最早ひぐらしが鳴いて居る。蚊帳外かやそとの暗い隅では、蚊が呍々うんうんうなって居る。ね起きて時計を見れば、五時に十分前。戸をくると、櫟林くぬぎばやしから朝日の金光線がして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)