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虎渓橋
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こけいきょう
ふりがな文庫
“
虎渓橋
(
こけいきょう
)” の例文
旧字:
虎溪橋
おなじく桂川のほとり、
虎渓橋
(
こけいきょう
)
の袂。川辺には柳
幾本
(
いくもと
)
たちて、
芒
(
すすき
)
と
芦
(
あし
)
とみだれ生いたり。橋を隔てて修禅寺の山門みゆ。同じ日の宵。
修禅寺物語
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
虎渓橋
(
こけいきょう
)
に向った石段の傍にあると思う……ろはと数えて道順ににのあたりが俗に釣橋釣橋と言って、渡ると小学校がある、が、それを渡らずに右へ廻るとほの碑に続く
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とにかく、その
仮面
(
めん
)
を
覧
(
み
)
て、寺を出ると、秋の日はもう暮近い。私は
虎渓橋
(
こけいきょう
)
の
袂
(
たもと
)
に立って、桂川の水を眺めていました。岸には
芒
(
すすき
)
が一面に伸びている。
修禅寺物語:――明治座五月興行――
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
帰り路に
虎渓橋
(
こけいきょう
)
の上でカーキ色の軍服を着た廃兵に逢った。その袖には赤十字の徽章をつけていた。宿に帰って主人から借りた修善寺案内記を読み、午後には東京へ送る書信二通をかいた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
渓
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“虎”で始まる語句
虎
虎杖
虎視眈々
虎口
虎斑
虎髯
虎狼
虎列剌
虎列拉
虎耳草