“藪椿（やぶつばき）” の例文

蕗（ふき）の薹（とう）を摘（つ）んだ小笊（こざる）の中へ、藪椿（やぶつばき）を一枝折って、それを袂に抱（かか）えながら、彼女はわが家の台所口へ戻って来た。

死んだ千鳥 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

我が藪椿（やぶつばき）の堅き蕾（つぼみ）なす娘エレンヌと

晶子詩篇全集 (新字旧仮名) ／ 与謝野晶子(著)

藪椿（やぶつばき）

死んだ千鳥 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“藪椿（ツバキ）”の解説

ツバキ（椿、海柘榴）日本において広く見られる野生の「ツバキ」はヤブツバキであり、植物学上はこの名で呼ばれる。ただし、標準和名としてツバキの名を採用した例もある（北村・村田(1979)）。またはヤブツバキ（藪椿、学名: Camellia japonica）は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。花が観賞されて庭などに植えられるほか、薬用や食用にもなる。
(出典:Wikipedia)

藪	漢検準1級 部首:⾋ 18画
椿	漢検準1級 部首:⽊ 13画