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薄原
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すすきばら
ふりがな文庫
“
薄原
(
すすきばら
)” の例文
人界の竜か、みみずか、行者の着る白衣を着ている机竜之助が、密林の細径を出でて
薄原
(
すすきばら
)
の大見晴らしの真中に立っています。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一本
(
ひともと
)
二本蘆の中に
交
(
まじ
)
ったのが次第に洲崎のこの
辺
(
あたり
)
土手は一面の
薄原
(
すすきばら
)
、穂の中から二十日近くの月を遠く沖合の空に眺めて、潮が高いから、人家の座敷下の手すりとすれずれの処をゆらりと漕いだ
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それはさておいて、今、月明を仰いでこの高原の
薄原
(
すすきばら
)
の中に、ひとり立つ机竜之助はこの時、もう眼があいていました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷