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蕎麦饅頭
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そばまんじゅう
ふりがな文庫
“
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)” の例文
滅茶滅茶に足で蹈み潰した
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
だの、鼻汁で練り固めた豆妙りだのを、さも穢ならしそうに皿の上へ
堆
(
うずたか
)
く盛って私達の前へ列べ
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
お雪が入って来ると、後家さんは炬燵の一方へ
座蒲団
(
ざぶとん
)
を出して、ついでに茶棚の上の
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
のお盆を炬燵の上へ置きました。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
誠太郎は、代助の坐る大きな
椅子
(
いす
)
に腰を掛けて、
洋卓
(
テーブル
)
の前で、アラスカ探険記を読んでいた。洋卓の上には、
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
と茶盆が一所に乗っていた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
外へ出ると、ふてくされた日が一面に
霜
(
しも
)
どけの土を照らしている。その日の中を向こうへ
突
(
つっ
)
きって、休所へはいったら、誰かが
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
を食えと言ってくれた。
葬儀記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お雪は、
欣々
(
いそいそ
)
として、
炬燵
(
こたつ
)
の
蒲団
(
ふとん
)
をかきあげたり、座蒲団をすすめたりしていると、北原は持参の
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
と、塩せんべいをお雪の前へ出し
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「まあ、おすわりなさい、少しぐらいいいでしょう、ほんとに暫くでしたから、まあお話ししていらっしゃい、お茶をいれて、
蕎麦饅頭
(
そばまんじゅう
)
を御馳走します」
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“蕎麦饅頭”の解説
蕎麦饅頭(そばまんじゅう)は、そば粉を使用した生地で、餡を包んで、蒸すまたは焼いた和菓子である。そば粉に加え小麦粉や米の粉などを混ぜた物もある。基本的には、ヤマノイモ、ツクネイモ、ヤマトイモなどを摺りおろし、よく練って泡立てたもので生地を膨らませるが、ベーキングパウダーなどで膨らませたものもある。
(出典:Wikipedia)
蕎
漢検準1級
部首:⾋
15画
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
饅
漢検1級
部首:⾷
20画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“蕎麦饅”で始まる語句
蕎麦饅