“そばまんじゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蕎麦饅頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外へ出ると、ふてくされた日が一面にしもどけの土を照らしている。その日の中を向こうへつっきって、休所へはいったら、誰かが蕎麦饅頭そばまんじゅうを食えと言ってくれた。
葬儀記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
お雪は、欣々いそいそとして、炬燵こたつ蒲団ふとんをかきあげたり、座蒲団をすすめたりしていると、北原は持参の蕎麦饅頭そばまんじゅうと、塩せんべいをお雪の前へ出し
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「まあ、おすわりなさい、少しぐらいいいでしょう、ほんとに暫くでしたから、まあお話ししていらっしゃい、お茶をいれて、蕎麦饅頭そばまんじゅうを御馳走します」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)