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蔀戸
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シトミド
ふりがな文庫
“
蔀戸
(
シトミド
)” の例文
さうして、晝すら何か夢見るやうな目つきして、うつとり
蔀戸
(
シトミド
)
ごしに、西の空を見入つて居るのが、皆の注意をひくほどであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
さうして、晝すら何か夢見るやうな目つきして、うつとり
蔀戸
(
シトミド
)
ごしに、西の空を見入つて居るのが、皆の注意をひくほどであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
再、拙い
夏聲
(
ナツゴヱ
)
にかはらうとしてゐるのだ。水面を叩く高い水音が、次いで聞えて來た。
蔀戸
(
シトミド
)
はおりて居て、枕邊は一面の闇がたけ高く聳えてゐる。
死者の書 続編(草稿)
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
姫は、
蔀戸
(
シトミド
)
近くに、時としては机を立てゝ、寫經してゐることもあつた。夜も、侍女たちを寢靜まらしてから、
油火
(
アブラビ
)
の下で、一心不亂に書き寫して居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
姫は、
蔀戸
(
シトミド
)
近くに、時としては机を立てゝ、寫經をしてゐることもあつた。夜も、侍女たちを寢靜まらしてから、
油火
(
アブラビ
)
の下で、一心不亂に書き寫して居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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姫は、
蔀戸
(
シトミド
)
近くに、時としては机を立てゝ、写経をしてゐることもあつた。夜も、侍女たちを寝静まらしてから、
油火
(
アブラビ
)
の下で、一心不乱に書き写して居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
この家も世間どほりに、女部屋は、日あたりに
疎
(
ウト
)
い北の屋にあつた。その西側に、
小
(
チヒサ
)
な
蔀戸
(
シトミド
)
があつて、其をつきあげると、方三尺位な
牕
(
マド
)
になるやうに出来てゐる。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
荒々しい聲と一しよに、立つて、表戸と
直角
(
カネ
)
になつた草壁の
蔀戸
(
シトミド
)
をつきあげたのは、
當麻語部
(
タギマノカタリ
)
の
媼
(
オムナ
)
である。北側に當るらしい其外側は、牕を壓するばかり、篠竹が繁つて居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
荒々しい聲と一しよに、立つて、表戸と
直角
(
カネ
)
になつた草壁の
蔀戸
(
シトミド
)
をつきあげたのは、
當麻語部
(
タギマノカタリ
)
の
媼
(
オムナ
)
である。北側に當るらしい其外側は、牕を壓するばかり、篠竹が繁つて居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
荒々しい声と一しよに、立つて、表戸と
直角
(
カネ
)
になつた草壁の
蔀戸
(
シトミド
)
をつきあげたのは、
当麻語部
(
タギマノカタリ
)
の
媼
(
オムナ
)
である。北側に当るらしい其外側は、
牕
(
マド
)
を圧するばかり、篠竹が繁つて居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
蔀
漢検準1級
部首:⾋
14画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“蔀”で始まる語句
蔀
蔀窓
蔀風
蔀障子
蔀格子
蔀下
蔀明
蔀樣
蔀簾