“蓮月尼”の読み方と例文
読み方割合
れんげつに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓮月尼れんげつにの陶器には、にせものが多い。にせものとほんものを見わけるのは、急須きゅうすなり茶わんなりに書きこんである彼女の自作の歌の文字の味で、判断するのである。
蓮月焼 (新字新仮名) / 服部之総(著)
蓮月尼れんげつにうたなどは、つくときにはおそらくうちしめりのうたのあることもわすれてゐながら、どこかに記憶きおくのこつてゐて、その調子ちようし、その氣分きぶんが、あらはれてたものでありませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
嵯峨さがの秋」という脚本のなかで、蓮月尼れんげつにには、こう言わせている。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)