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蒼黯
ふりがな文庫
“蒼黯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あおぐろ
66.7%
あをぐろ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおぐろ
(逆引き)
雪の下からは
蒼黯
(
あおぐろ
)
い偃松が、杉菜ほどに小さく見えて、黄花石楠花は、白花石楠花に交って、その間にちらほらしている、一団の霧が槍へ吹っ懸けて、白い烟をパッと立てるので
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
蒼黯
(
あおぐろ
)
い葉で丸く塊まった森は、稀に入って来る人間を呑み込んで、その蒼い扉をぴったりと閉じ、シンと沈黙してしまう、唐松の梢が、風にさやさやと
揺
(
ゆら
)
めくと、今まで黙っていた焼岳の灰が
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
蒼黯(あおぐろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あをぐろ
(逆引き)
鋭い
利鎌
(
とかま
)
で草でも
薙
(
な
)
ぐやうに
伐
(
き
)
り
仆
(
たふ
)
され、皮を剥がれ、傷つけられ、それから胴切にされてしまふ、今までは私の宅の周囲も、森林で厚肉の
蒼黯
(
あをぐろ
)
い
染色硝子
(
ステインドグラス
)
を立てゝゐたが、一角だけを残して
亡びゆく森
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
蒼黯(あをぐろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
黯
漢検1級
部首:⿊
21画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味